大阪市消防局 西成消防署 救助車
今回は大阪市消防局の救助車を紹介します。
この車両は西成消防署に配備される救助車で、救助車としては多くないGMいちはらが艤装した車両です。大阪市消防局独自の規格となる車両で消火活動が出来るようにポンプも搭載しています。大嵩市消防局では全署に専任救助隊または兼任救助隊が置かれ、この車両は兼任救助隊が運用しています。大阪市は狭い道が多いため、車両は2tシャーシのいすゞ・エルフの小型車をベースにポンプ装置と積載庫に救助資器材を搭載しています。
フロントには救助活動では不可欠なウインチや車両上部には3連梯子を搭載。救助資器材の搭載スペースは決して多いとは言えないので、必要最低限の選別された資器材が積載されているものと思われます。収納場所を取ってしまう吸管は車両のデッドスペースにうまく収納され、後方より出し入れするものと思われます。また、西成消防署の救助車のみ、防護用の金網が設置できる仕様となっています。地域の実情に合わせた運用しやすい車両です。