奥州金ヶ崎行政事務組合消防本部 水沢消防署 はしご車
今回は奥州金ヶ崎消防本部のはしご車を紹介します。
この車両は、平成18年度に配備された先端屈折式30m級はしご車です。海外製のシャーシであるイベコシャーシにマギルスが梯体を載せはしご車とした車両です。排ガス規制の関係で現在、日本にはイベコシャーシが輸入できないためこのシャーシのはしご車は年々、数を減らしています。国内では少ない蛍光朱色を身に纏った珍しい車両でもあります。
はしごの最大地上高は30m、はしごの先端が折り曲がる先端屈折式です。伸縮式の水路管は装備していないようで、高所放水時には専用のホースを接続しポンプ車やタンク車などから有圧送水を受けるものと思われます。キャブの下部はマギルスらしい白色塗装、車両を囲うように金色のラインが入れられています。
後部は非常にスッキリとしており、日本製のはしご車とは異なり、助手席側にはしごの操作部があります。キャブの後方壁面にはストレッチャー固定器具、梯体基部運転席側には発電機や放水銃が設置されています。