湖西市消防本部 南分署 24m級はしご車
今回は湖西市消防本部に配備された24m級はしご車を紹介します。
2月1日に湖西市消防本部にて配備式が行われ、式後より正式運用となったはしご車です。緊急消防援助隊施設整備費補助金等を活用して配備されており、今後は緊援隊登録車両として全国各地へ出場することになるでしょう。
艤装はモリタ、最大地上高は25.2mで直進式4段はしごを搭載しています。シャーシは日野プロフィアです。先代車両は15mはしご車だったため今回の更新で10mのクラスアップです。25mはしご車は現在では殆ど導入されない珍しい車両です。キャブの後部はバスケット担架等の収納スペースとなってます。先代車両はポンプを搭載していましたがポンプを搭載してしまうと収納スペースを確保できないため非搭載となったようです。
車両のフロントバンパーにはスポイラーが設置、さらにフロントグリルとミラーはメッキが採用、湖西市の市章を取り入れたデザインをバスケットに入れ、全体的にとても格好良いです。20年以上使用していく車両ですし、市民の目にも留まりやすい車両でもあるので見た目の格好よさは非常に重要です。
バスケットは許容積載荷重が400kgとなっており、大人4人ほどが搭乗できます。また先端には担架を設置することが可能であるため歩行不可能な傷病者を搬送することも可能です。また許容積載荷重が180kgのリフターも設置されており、バスケット・リフターの同時使用により効率的な連続救助が可能です。梯体の下には伸縮式水路管が設置され、ポンプ車等から有圧送水を受けることにより梯上放水が迅速にできます。
対応していただいた湖西市消防本部の皆さん、ありがとうございました。